重慶市(じゅうけいし)(Tianjin)について紹介します。
概要
重慶市は中国南西部の長江上流に位置し、山に基づいて建てられ、「山城」とも呼ばれています。
長江本流は西から東まで重慶全域を貫き、世に名高い長江三峡(瞿塘峡、巫峡、西陵峡)を形成しています。
絵画のような風景を有する烏江、嘉陵江、大寧河などの大河と渓谷の美しい景色、まばゆく輝く重慶の夜景、秀麗な芙蓉江、世界文化遺産の大足石刻はどれも人々を魅了してやみません。
面積
82,400 km²
気候(平均気温・降水量・ベストシーズン)
亜熱帯性気候。
春(3月~5月)と秋(9月~11月)が最も天候がよく、ベストシーズン。盆地にあるため、夏は酷暑の上に非常に蒸し暑い。冬は比較的温暖。
観光名所等
●解放碑歩行者天国
1997年に建設された解放碑歩行者天国は重慶市渝中区に位置し、面積は3万6000平方メートル。中国西部で最初の商店街であるため[中国西部一番街]」とも呼ばれ、レジャー・買い物・宿泊・食事の集積地として人気のストリートです。その中にある解放碑は重慶市のランドマークの一つで記念碑の高さは27.5メートル、碑の最上部には時計と風速風向計が設置されています。
●長江三峡
長江三峡は世界の大河、長江が流れる壮麗な山水の風景を有する大峡谷です。三峡のなかでも、塘峡、巫峡は重慶の域内にあり、中国十大観光地の一つでもあり、両岸の峰がそびえ、絶壁が対峙し、世界唯一の船で観光できる大峡谷でもあります。唐代の著名な詩人李白は船でここを通った時、有名な詩を残しました。「朝に辞す白帝彩雲の間、千里の江陵一日にして還る。両岸の猿声啼いて住まざるに、軽舟已に過ぐ万重の山―。」
●大足石刻
重慶市大足県に位置し、大足県域内における摩崖石窟芸術の白眉とされています。大足石刻は唐の末期・宋の初期に開削され、現存の石窟像は5万尊、銘文・題記は10万余の文字からなります。壮大な大足石刻は、千年を経ても依然としてよく保存され、中でも宝頂山摩崖と北山摩崖造像はとりわけ素晴らしいとされています。
●万盛石林
万盛石林観光地は重慶の万盛区石林鎮に位置し、今から4.65〜6億年前の期間に、海洋環境の変化から堆積してきたものです。これまでの研究により、万盛石林は中国最古の石林と明らかにされ、「石林の祖」と呼ばれます。観光地内では、珍しい形の石、高く険しい峰、清らかな泉、碧潭、断崖、飛瀑など、様々な景色がありますが、山・水・林・石・洞窟が一体となった地表の石林と地下の鍾乳洞などカルスト地形の景観がおもな見どころとなっています。