海南省(かいなんしょう)(Hainan)について紹介します。
概要
海南省は、中国の最南端に位置しており、海南島と中沙・西沙・南沙諸島とその周囲の広い海域からなり、南中国海で輝く真珠です。熱帯気候に位置し、長さ1528キロメートルの海岸線があるため、国際水準のビーチリゾートとなりました。紺碧の海、真っ白な砂浜、晴れやかな陽光、鮮やかな海底、鬱蒼と茂る熱帯雨林、そして伝説的な少数民族の風情がこの地独特の魅力を醸し出しています。
面積
35,191 km²
省都
海口市
気候(平均気温・降水量・ベストシーズン)
熱帯海洋性気候
観光名所等
●三亜大小洞天観光区
三亜市の西の40キロメートルのところに位置し、南宋(西暦1187年)の時代からの観光地として知られ、海南省でも歴史が最も長い名所旧跡かつ中国最南端の道教文化の観光地です。この地は、昔から奇観ながらも美しい海、山、洞窟の景観により「瓊崖八百年第一山水名所」と呼ばれてきました。現在、古崖州文化を軸に、中国伝統の道教文化と龍文化を融合し、海辺の景色、科学普及教育、民族風情、休憩リゾートなどを統合した一大国際観光区となっています。
●ビンロウ谷リー族・ミャオ族文化観光区
海南保亭県と三亜市の境にある甘什岭自然保護区に位置しています。幾重にも重なり合った森に囲まれ、延々と数キロメートル続くビンロウの谷であることから命名される。非遺村、甘什黎村、谷銀ミャオ家、田野リー家、「ビンロウ・古韵」大型のロケ公演、蘭の木製小屋、リー族・ミャオ族風味の飲食街という7つの文化体験コーナーから構成され、海南原住民の文化伝承を目的としています。
●ヤノダー熱帯雨林観光地
中国で唯一の北緯 18度に位置する熱帯雨林で、海南島の5大熱帯雨林の良さを集めた、観賞価値の高い熱帯雨林資源博覧館です。観光区に雄大で美しい渓谷の奇観、雪のような滝の水しぶき、歴史ある美しいリー族の錦の工芸、甘ったるいリー族のお酒、一年中に食べられる熱帯の果物など独自の特色を有する熱帯雨林の6大景観があり、海南島の「シャングリラ」、「現世の桃源境」と例えられています。
主な特産品
歴史ある美しいリー族の錦の工芸
食文化
甘いリー族のお酒、一年中に食べられる熱帯の果物