陝西省(せんせいしょう)(Shanxi)について紹介します。
概要
陝西省(略称:「陝或いは秦」)は中国内陸の黄河中流域に位置します。陝西省の歴史は古く、中華民族の発祥地の一つであり、シルクロードの東の起点でもあり、歴史文化財の資源は極めて豊富で、「天然の歴史博物館」と讃えられます。全省の所蔵する文化財は200万点以上に達し、文化財として認められる場所は35,750カ所余があります。
面積
205,600 km²
省都
西安市
気候(平均気温・降水量・ベストシーズン)
北から南へ温帯半旱魃気候、暖温帯半湿潤気候、北亜熱帯気候の3つの気候帯。
春から秋までが旅行シーズンだが特に春(4月~5月)と秋(9月~1月)がベストシーズン。ただ春は黄砂が吹くことがある。冬は厳しい寒さの為、観光には適していない。
観光名所等
●兵馬俑
兵馬俑は「世界の第8大奇跡」と讃えられます。秦始皇帝陵及び兵馬俑坑の総面積は約 2万平方メートルで、人間・馬と等身大の陶製の俑・馬が7000件発掘され、極めて高い芸術的な価値を持っています。兵馬角のサイズ、重量、色、焼成プロセスから、約2000年前の中国人の文化、才能、技術力を感じることができます。
●西安城壁
西安の城壁は西安市の中心に位置し、1370年に建てられました。壁の高さは12メートルで、上の幅は12〜14メートルで、下の幅は15〜18メートル、その輪郭は閉鎖の長方形を呈している。長さは13740メートル、中国現存する最大規模の、最も完全に保存されている古代の城壁です。
●大明宮
大明宮は西安の北側に位置し、敷地面積は3.2 平方キロメートルで、その面積は3個のベルサイユ宮殿、4個の故宮に相当し、唐代の宮城建築の雄大な姿を力強く示しています。大明宮は世界中に知り渡されている唐の都長安城であり、唐代の3大内宮の中で最も壮大で輝かしく、東方の園林建築芸術の優れた代表であり、「シルクロード」の東方の神殿とも称えられます。
●華山
華山は渭河の南の華陰県に位置し、西安から東へ120キロメートルのところにある。まるで一枚の巨大な花崗岩を肥沃な関中平原に嵌めたようにそびえ立つ奇峯は険しい。一足幅の長空桟道、まっすぐ上へ伸びる石階段、刃のような背峰は写真を見ただけでもぞっとします。ここを登ること自体が既に素晴らしい体験になります。