広西チワン族自治区(Guangxi)について紹介します。
概要
広西チワン族自治区は中国の南の沿岸部に位置します。南に北部湾に面し、西南にはベトナムと隣接、中国の海上シルクロードの肝要な起点であります。広西にはチワン族、ヤオ族、ミャオ族、トン族などの少数民族が暮らし、民俗風情が濃厚で、「その山水は天下一」とも讃えられる名勝地、桂林を擁しています。広西は中国と東南アジアの経済交流において重要な地位を占め、区都の南寧市は中国・ASEAN博覧会の恒久主催都市です。
面積
236,700 km²
気候(平均気温・降水量・ベストシーズン)
同自治区の北部は中央アジア熱帯気候に属し、南部は南亜熱帯気候に属している。
秋(9月~11月)は晴天が多く気候的にも過ごしやすいため、ベストシーズン
観光名所等
●漓江
興安県の猫儿山に源を発し、桂林市、阳朔県を流れ、梧州市で西江に合流する河川。桂林から阳朔までの83キロメートルにわたる流域を、青々とした山々に囲まれながら流れる漓江の表情は、美しく澄みわたり、まるで延々と連なる玉の帯のように流れてゆきます。有名な観光地として浄瓶山、望夫山、半辺渡、冠岩などが挙げられます。
●龍背棚田
龍背棚田は高いところでは標高 880メートル、低いところでは380メートル、高度差は500メートルにも達します。棚田は山麓から山頂まで絡みつくように連なり「小さい山は巻貝となり、大きな山は塔となる」如く曲線を描いています。龍背棚田では美しい音色の民謡を聞きながら甘い香りの地酒を味わうことができ、様々な衣装と不思議な民俗風情を楽しめます。
●銀灘
銀灘は北海半島の南端に位置し、延々と24キロメートルも続く。砂浜は全部高品質の珪砂が堆積して形成され、日光が当たると、白くて細やかな砂は銀色に輝くため、銀灘と呼ばれるようになった。「中国第一の砂浜」とも呼ばれています。
●花山の岩絵
花山の岩絵は崇左市の左江と、その支流の明江流域に位置し、その広大な規模と壮観な景観で知られています。世界の古代岩絵史上でもまれにしか見られない逸品とされます。岩絵の長さは172メートル、高さは120メートル、面積はおよそ 8000平方メートルであり、現在では各種の図が1900 点以上も残されています。
●桂林のベストシーズン
秋(9月~11月)は晴天が多く気候的にも過ごしやすいため、ベストシーズンと言われている。春は雨季にあたり雨と湿気が多くなるが、山水画のようなもやがかかった風景を堪能できる。夏場はかなり暑いが、木々が茂り青々とした山水の景色を見られる。冬の川くだりはかなり寒い。また水量も少ないため、観光船の運行距離が短い。