11月2日から7日にかけて、中国駐東京観光代表処、中国駐大阪観光代表処、河南省文化と観光庁および中国南方航空の共催で『「你好!中国」“河南を歩く・中国を読む”2024』視察ツアーが行われ、無事に終了しました。今回の視察では、観光ルート「新王朝街道ツアー」と「三国文化ツアー」が中心に展開され、期間中には中日双方の観光業界の代表者が観光商品開発、サービス向上、観光資源の宣伝普及について深く交流し、意見交換を行いました。
(写真1:少林寺にて)
1週間にわたる行程の中で、日本の旅行会社、専門家、メディア、インフルエンサーらが鄭州、開封、洛陽、許昌を訪れ、河南博物院、清明上河園、龍門石窟、少林寺、許昌市博物館、神垕古鎮などの観光地を巡り、ホテルやレストランなどの観光インフラも視察しました。これにより、河南省の歴史や文化、風土に深く触れるとともに、日本から河南への旅行市場の促進に大きな期待を抱く結果となりました。
(写真2:龍門石窟にて)
東城垣遺跡博物館の光と影の展示で商代の城壁の「前世と今生」を体験したり、漢服を着て清明上河園を夜に散策したり、商人や車が行き交う大宋の繁栄を感じ、龍門石窟で中国の石刻芸術の最高峰を目の当たりにし、許昌の灞陵橋で三国時代の伝説に触れる体験等を行った視察の中で、視察団のメンバーは河南の深い歴史とその生き生きとしたエネルギーに感動を感じました。
今回の視察を通じて、参加された皆さんが河南の文化観光資源への理解を深め、日本人観光客向けの河南観光ルートが明確になったと述べられました。若者向け観光市場を担当する池田竜旺氏は州橋や汴河遺跡が日本の若者の観光ルートにぴったりであると述べ、多くの日本の若者が歴史愛好者であることや映像や詳細な解説が大運河や汴京城の繁栄を想像する助けになると語りました。
(写真3:州橋と汴河遺跡にて)
主催者側は、活動の効果を最大限に発揮するため、『「你好!中国」“河南を歩く・中国を読む”「三国文化の旅」観光プロモーション2024ワークショップ』を開催し、中日観光業界の代表者が直接交流できる機会を設けました。今回渡航された皆様と河南省の観光業界の代表の皆様は充分に意見交換を行い、引き続き協力して特色ある観光ルートを開発し、日本から河南への観光市場をさらに拡大する事に協力する事等を確認しました。
(写真4:「你好!中国」“河南を歩く・中国を読む”「三国文化の旅」観光プロモーション2024ワークショップの様子)
今回の視察旅行の最後に、参加した日本の代表者は、中国駐東京観光代表処、中国駐大阪観光代表処、河南省文化と観光庁、中国南方航空の手配に対して感謝の意を表しました。参加者の皆様この視察を通して、河南省の歴史と伝統的な文化、経済と社会の急速な発展に伴う現代的で多様性に富んだ魅力を体験し、河南省が今後さらに多くの日本人観光客を引きつけ、活力ある中国を理解する絶好の観光地になると確信しています。
(写真5:清明上河園にて)