3月5日、中華人民共和国駐日本国大使館にて「日本の大学生百人の中国体験」訪問団キックオフセレモニーが行われました。

(集合写真)

今回の活動は「日本の大学生百人の中国体験」というテーマの公益活動の第一弾で、9日から14日まで日本の中央大学の学生40名が四川省を訪問します。

その旅程は内容豊富で、碧峰峡風景区で日本から帰ってきたジャイアントパンダ「香香(シャンシャン)」を訪問するほか、現地で最も老舗の中日合弁企業でイトーヨーカ堂の中国現地法人である「成都伊藤洋華堂」訪問や、三国時代の蜀の国の君臣を祭った武侯祠、清朝末期の民間家屋様式を残す街並みの錦里古街、錦江など有名観光地遊覧が予定されています。
また「2024年・成都世界園芸博覧会」と「天府国際動漫城」見学もあり、「蜀(四川)文化」の昔と今を全て目に焼き付けることができる旅程となっています。


(中華人民共和国駐日本国大使館の施泳公使のスピーチ)

中華人民共和国駐日本国大使館の施泳公使のご挨拶では、「四川省は”パンダの故郷”であるだけでなく、九寨溝や三星堆などの世界遺産の自然と人文景観、そして食欲をそそる大人気の四川料理があり、”天府の国”とも呼ばれています。今回の訪問活動が両国の人々の絆を固く結びつけ、日本の皆さんが本当に愛すべき中国のことを客観的に理解していただけるよう期待しています。」と述べられました。


(中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表のスピーチ)

中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表は、「1972年、四川省で生まれた2頭のパンダが初めて中国国民の温かい熱意と善意を日本に届けたこと、昨年、中国駐東京観光代表処が主催で日本のシャンシャンファン(パンダ写真家・インフルエンサー・雑誌の編集者の方など)の皆様と一緒に、東京の上野動物園で生まれたパンダ「香香」に再会しに四川省に行ったことを紹介しました。 50年以上経った今もこの友情は続いており、今回中国を訪れる日本の大学生が、この度の旅行を通して、若い世代の皆さまが中国文化や中国観光を体験し、一味違った旅をしていただき、中日友好の種を蒔いて多くの方に伝承いただけることを期待しています。」と述べられました。
中央大学理事・理工学部長の梅田和昇教授は、自身の経験から、良い外国の友人を作ることの大切について、国家間の友好は人と人との親和性にあり、国家間の交流は人と人との交流の積み重ねによって徐々に形成されると語られました。
中央大学理工学部3年の田島翼さんは、訪日団の日本人学生を代表して、この旅への期待について、今回の活動を通して、学生たちが中国の文化や習慣をより深く理解し、中国の若者たちとの交流が活発になることを信じており、今回の活動で見たこと、感じたことが、今後の両国の交流の架け橋となる貴重な資源になるだろうとお話されました。
式典の最後には、主催者が特別にデザインしたパンダをテーマにしたパフォーマンスが会場で上演されました。
今回の活動は、中華人民共和国駐日本国大使館、中国駐東京観光代表処が主催し、日本文華伝媒(東方新報)、中国新聞社(CNS)四川支社、四川省旅游投資集団が実施機関とし、四川省文化と旅游庁などの機関による協力で行われます。

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